【ニューヨーク/米国 9日 AFP】米経済誌「フォーブス(Forbes)」は8日、「The World’s Billionaires(世界の億万長者)」を発表した。米マイクロソフト(Microsoft)のビル・ゲイツ(Bill Gates)会長が13年連続でトップに立ったが、2位以下との差は縮まった。
2位には投資家のウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏がつけた。個人資産額は520億ドル(約6兆1000億円)で、ゲイツ氏の560億ドル(約6兆5700億円)に迫る勢いである。
3位には、中南米の通信産業に大きな影響力を持つメキシコの富豪カルロス・スリム(Carlos Slim Helu)氏が資産を前年度から190億ドル(約2兆2300億円)増やしてランクインした。
億万長者の総数は、前年度から150人以上増えて過去最高の946人にのぼり、資産総額も前年比35%増の3兆5000億ドル(約410兆円)となった。同誌は、急増の背景には消費ブーム、技術革新、ドル安傾向があると分析している。
スティーブ・フォーブス(Steve Forbes)編集長は、「億万長者の急増は、ダイナミックな世界経済を反映したもの。この1年は、人類史上最も豊かな年となった。このブームは購買意欲の増大をはるかに超えた現象で、技術革新もその要因の1つだ」と語った。
今回で20回目となる番付では、ロシアの新興実業家、およびインドと中国の起業家の躍進が目立った。
インドからは、鉄鋼大手アルセロール・ミタルのラクシュミ・ミタル(Lakshmi Mittal)CEOの5位を筆頭に、36人がランクインして資産総額は1910億ドル(約22兆4000億円)にのぼった。これにより、日本は20年間守り続けてきたアジアのトップの座から転落した。
アジアで新たに首位に立ったのは中国(香港含む)で、41人がランクインした。香港最大の財閥「ハチソン・ワンポア(Hutchison Whampoa)」を率いる李嘉誠(Li Ka-shing)氏は9位にランクイン。中国の製紙会社「玖龍紙業」の創設者で会長の張茵(Yan Cheung)氏も上位にランクインした。
写真はワシントンD.C.で7日、上院健康教育労働年金委員会で証言するゲイツ会長。(c)AFP