写真は23日、バンガロールで開かれた「India International Coffee Festival 2007」の展示会場でコーヒーの生豆を飾り付けるスタッフ。(c)AFP/Dibyangshu SARKAR
【バンガロール/インド 25日 AFP】「India International Coffee Festival 2007」に参加するためバンガロール(Bangalore)を訪れている国際コーヒー機関(ICO)のNester Osorio事務局長は25日、「ブラジル産コーヒー豆の減産に乗じて他のコーヒー生産国が生産を拡大すれば、最近回復した価格が再び下落する恐れがある」と警告した。
ブラジルのコーヒー豆生産量は2006年の4150万袋に対し、2007年は5分の1に相当する800万~1000万袋低下する見込みだという。
Osorio事務局長はAFPの取材したいし、「現在のコーヒー豆の備蓄は過去最低水準まで低下しており、市場への供給不足が見込まれる」と語った。
同氏は、2008年の予想生産高を1億1000万袋(1袋当り60キロ)と予想。それに対する需要は1億2000万袋になると見ており、2000年に原価割れしたコーヒー豆価格の回復を後押しする材料になると見ている。
「価格の回復基調は続くだろう。ただし課題はまだ数多く残されている。生産者は現状だけで判断して増産に動くことのないよう注意しなければならない。我々の目指すところは量ではなく価値だ」と同氏は警告する。
2006年には全世界の生産量1億2000万袋に対し、1億1700万袋が消費された。生産量1位は市場の25%を占めるブラジルで、これにコロンビア、ベトナムが続く。ブラジルが60か国、2500万世帯の生産者の運命を握っていると言っても過言ではない。
インド南部カルナタカ(Karnataka)州でコーヒー農園を営むSahadev Balakrishnaさんも「ブラジルがくしゃみをすれば業界関係者みんなが風邪をひくとさえ言われているくらいだ」と評する。
1994年にはブラジルのコーヒー農園が霜害で大打撃を受け、コーヒー豆の国際市場価格は1ポンド(453グラム)2ドル(約240円)まで急騰。この年は商品先物取引相場で価格が3倍に高騰した。Osorio局長は「ブラジルで再び霜害が発生すれば、パニックになるだろう」と分析している。
写真は23日、バンガロールで開かれた「India International Coffee Festival 2007」の展示会場でコーヒーの生豆を飾り付けるスタッフ。(c)AFP/Dibyangshu SARKAR
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