写真は15日、フランスのベリジー(Velizy)にあるアルカテル・ルーセント本社。(c)AFP/JACK GUEZ
【サンフランシスコ/米国 23日 AFP】サンディエゴ(San Diego)連邦地裁の陪審は22日、米マイクロソフト(Microsoft)が米仏合弁アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)の特許を侵害したと認め、賠償金15億ドル(約1823億円)の支払いを命じる評決を下した。
マイクロソフト側は評決の内容には法解釈の誤りや事実誤認があると主張、場合によっては控訴する可能性もあるとしている。
ルーセントは、アルカテルと合併する前の2003年、ウインドウズ(Windows)がルーセントの特許技術を侵害しており、マイクロソフトを提訴していた。
今回の公判でもっぱら焦点となったのはPC上で音楽ファイルの再生を行うソフトウェア「ウインドウズ・メディア・プレーヤー(Windows Media Player)」に使用されるMP3のオーディオ技術。デジタル音声ファイルの処理部分の技術が争点となった。
マイクロソフト側は「MP3技術については、開発元の独フラウンホーファー(Fraunhofer)にライセンス料1600万ドル(約19億4400万円)を支払っており、いかなる特許侵害もしていない」と主張。「当社のみならずMP3技術をライセンス購入している数百のコンピューターメーカーが今後アルカテル・ルーセントの訴訟に直面する可能性をもたらす、非常に残念な評決だ」とコメントした。
アルカテル・ルーセントは、これまでにマイクロソフトを15の特許侵害で訴え、うち2件は棄却。残りはサンディエゴ連邦地裁で6つの審理が進行中で、今回が初めての評決となった。
写真は15日、フランスのベリジー(Velizy)にあるアルカテル・ルーセント本社。(c)AFP/JACK GUEZ