写真は、サンフランシスコで新携帯端末iPhoneを発表するアップルのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)CEO(1月9日撮影)。(c)AFP/TONY AVELAR
【サンフランシスコ/米国 22日 AFP】携帯端末の登録商標「iPhone」をめぐり訴訟で争っていたシスコシステムズ(Cisco Systems)、アップル(Apple)の両社が21日、和解した。
シスコは前年からiPhoneと名付けた商品を販売してきたが、これに対しアップルはシスコと事前に話し合うことなく、今年1月に同名の新商品の発売を発表したことから、混乱が生じていた。
アップルの「iPod」は、今や携帯型音楽プレーヤーの代名詞。同社は、薄型で操作が容易なiPhoneが、iPod同様に携帯電話業界を席巻することを期待している。
一方シスコは、2000年に自社の製品をiPhoneの商標で登録し、同商品を2006年から販売しているとして、アップルに対して訴訟を起していた。
こうした中、アップルは21日、両社が和解したとの声明を発表。どちらの社も世界中でiPhoneの名称を自社製品に自由に利用できるようになったことを明らかにした。
声明によると、アップルとシスコはiPhoneの商標の使用を互いに認め合い、これに関する訴訟をすべて取り下げるという。だが、金銭の支払い、およびその他の和解条件についての詳細は明らかにされていない。
また、両社の製品に互換性を持たせることも検討するとしている。
和解発表を受けた22日の証券取引での株価(終値)は、アップルが前日比0.35%増の89.51ドル(約1.08万円)、シスコが 0.07%増の27.40ドル(約3 304円)だった。
これについて、IT情報サイト「Hypebot」では、複数のブロガーがから次のような指摘がなされている。
「これでシスコは、アップルの優れたブランド・イメージを共有できる。ただ、アップルにとって、他にどんな選択肢があっただろうか?いずれにせよ、iCellという名前では、今ひとつピンとこない」(業界ではアップルがiPhoneを、iCellなどの名前に変更するとの噂があった)。
写真は、サンフランシスコで新携帯端末iPhoneを発表するアップルのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)CEO(1月9日撮影)。(c)AFP/TONY AVELAR