【北京/中国 4日 AFP】アナリストの調査によると、中国郵政改革で認可された中国5位となる中国郵政貯蓄銀行(China Postal Savings Bank)は、融資事業の経験と蓄積を持たないため、これらのノウハウ吸収を含む急速な商業銀行化が求められている。
中国政府は今年1月、中国郵政貯蓄銀行が農村の金融サービスを行うことで開業を認可した。中国の農村には8億人あまりが住んいるとされるが、経済的に恵まれていないのが現状。
「同行は、地方でのサービスを重点業務とし、地方の開発を目指す」と中国銀行業監督管理委員会のCai Ersheng副議長は話す。
「地方の開発の需要を満たすと共に地方の金融サービスの空白を埋めることが目的」とCai副議長はAFPの取材に語る。
■ 中国の金融システムに重要
アナリストは中国郵政貯蓄銀行が十分に成熟した商業銀行に育つまで5年はかかると見ているが、その規模の大きさから、中国金融システムの主要な一角を担うことになるだろうとの憶測を既に呼んでいる。
2060億ドル(約25兆円)規模の預金を保有する金融機関が、真の商業銀行に変容するにはこれまで活用してきたリスクに無縁の政府との取り決めと決裂することが求められる。
これまで同行は預金すべてを中国中央銀行に再預金し、事実上国からの助成金に当たる預金者が受け取る金利より高い金利を受け取っていた。
中国郵政は、預金サービスを1986年に始めたが、融資業務は行ってこなかった。
業務上のノウハウの欠如が、中国各地に3万6千の支店を持つ同行の業務をあえて、狭い分野に制限している理由を説明するとアナリストらは分析している。
写真は3日、北京(Beijing)で中国郵政貯蓄銀行の最新の現金自動預け払い機を利用する顧客。(c)AFP
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