写真は同日、シカゴ商業取引所(Chicago Mercantile Exchange)で、取引を行うトレーダー。(c)AFP
【ワシントンD.C./米国 1日 AFP】米連邦準備理事会(FRB)は31日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現行の年5.25%に据え置くことを決定した。景気が堅調な拡大を見せる一方、物価上昇圧力の緩和が続くとの判断から、現状の金利水準を維持して米経済の動向を見極める形となった。
■管理据え置きは全会一致で決定
連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利据え置きが全会一致で決まり、ベン・バーナンキ(Ben Bernanke)理事長は声明を発表。「最近の経済指標は堅調な経済成長と住宅市場の安定の兆しを示している。米経済全体では、今後も緩やかなペースで景気拡大が続くと見られる」と説明した。
FRBは17回連続で利上げを実施していたが、2006年8月に据え置きを決定。以来金利水準を年5.25%で維持している。
■依然、懸念されるインフレリスク
以前は一部金利引き下げを望む声があったものの、景気拡大に伴って次第に収束していった。31日の声明では、第4四半期の米実質成長率が3.5%となったことも明らかにされた。
FOMCは、「コアインフレがこの数か月で緩やかに改善し、物価上昇圧力も緩和しする見込みである」との見解を示した。一方で、高水準にある資源利用がインフレ圧力を持続させる可能性があるとの警戒感も示された。
声明では、「依然、インフレリスクは残っており、これらのリスクに対処するため、追加的な引き締めが必要となる可能性はあるものの、今後のインフレと成長の見通し次第だ」との見解も示されている。
写真は同日、シカゴ商業取引所(Chicago Mercantile Exchange)で、取引を行うトレーダー。(c)AFP