【カンヌ/フランス 25日 AFP】生の音楽配信やYou TubeやMySpaceといったいわゆるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が、音楽業界の新規開拓に貢献してきたのは言うまでもない。しかし、近頃ではビデオゲームから発信される音楽にも注目が集まっているようだ。
「ゲーム音楽はいま最先端を行っている。ゲーム音楽の世界はいますごく熱いんだ」ゲーム音楽を手がけている米音楽シーンの重鎮ナイル・ロジャース(Nile Rodgers)は、カンヌ(Cannes)で開催中の国際音楽産業見本市「MIDEM」でインタビューにこう答えた。
英国ダンスミュージック系レコード会社MofoHifiのJoseph Stopps氏は「新たなアーティストを開拓するいい方法だ」と語っている。MofoHifi所属アーティストのエレクトロニック・ダンス・ミュージック・グループYoung PunksもX-boxのソフト「EA Sports' FIFA Soccer」に楽曲が採用されたのがきっかけで多くのファンを獲得したという。
ロジャースはMIDEMに集まった業界関係者らを前に「ビデオゲームはラジオのように、繰り返し流れるのがメリットだ」と指摘した。だだし「ラジオの存在は欠かせない。ゲームよりもラジオの方が繰り返し流れるからだ」とラジオの重要性も強調した。
■ 懐かしい音楽も数々
1970年代ディスコ・シーンに燦然と輝いたシック(Chic)のメンバーでもあったロジャースは、デビー・ハーリー(Debbie Harry)やデヴィッド・ボウイ(David Bowie)など有名アーティストのアルバムをプロデュースしている。その後、SEMW(Something Else Music Works)を設立し、ゲーム音楽に参入した。2002年にはマイクロソフト(Microsoft)と提携し、「ヘイロー コンバット エボルヴ(Halo:Combat Evolved)」、「エイジ オブ ミソロジー(Age of Mythology)」、「ブルートフォース(Brute Force)」、「アウトローバレーボール(Outlaw Volleyball)」などの大ヒットゲームのサウンドトラックに参加した。
映像用音楽のビジネスは映画、テレビ、ゲームまで多岐に渡り、CDセールスの売り上げ減に悩む世界の音楽業界から、ますます注目を集めている。
将来はゲーム機からオンラインで音楽を購入することもできるようになるとみられ、音楽業界からの期待はさらに高まっている。
写真は24日、カンヌで開催された国際音楽産業見本市「MIDEM」に訪れた来場客。(c)AFP/VALERY HACHE
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