写真は同日、ブダペスト(Budapest)南方のSzazhalombattaを通るDruzhbaパイプラインの付属施設で、減少した油圧を計測する作業員。(c)AFP/ATTILA KISBENEDEK
【ブリュッセル/ベルギー 9日 AFP】欧州委員会(European Commission)は9日、ベラルーシ国内のパイプライン経由で輸送されるロシア産石油の供給が停止されたことについて、「容認できない」と強調し、「直ちに」輸送を再開するよう呼びかけた。
同委員会の報道官は「供給国であれ、輸送路の経由国であれ、いかなる国家も石油供給に影響を及ぼすような決定に関して被供給国に通告しないことは容認できない」と語った。
同報道官は、両当事者にとって受け入れ可能な解決策を速やかに見いだし、欧州各国に対する石油供給を即座に再開するよう求めた。
■対応を模索する各国
欧州委員会はさらに、石油供給関連の緊急高官会議を11日朝の実施予定で招集。同会議にロシア、ベラルーシ両政府当局者を招く可能性も示唆した。
ベラルーシ政府は9日、ロシアがベラルーシ国内のドルツバ(Druzhba)パイプラインへの石油供給を停止した後、事態打開へ向けた協議のため政府高官をモスクワへ派遣している。
同パイプラインは、ベラルーシ経由でチェコ、ハンガリー、ドイツ、ポーランドおよびスロバキアなどの各国への石油輸送路。
ベラルーシ政府は、ロシア産石油1トン当たり45ドル(約5372円)の関税賦課を主張、ロシア政府はこれを「違法」と非難している。両国は石油供給の中止について、互いを非難し合っている。
パイプラインの突然の供給停止についてアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は「ロシアの石油供給国としての信頼を失墜させる行為」とコメントしている。
写真は同日、ブダペスト(Budapest)南方のSzazhalombattaを通るDruzhbaパイプラインの付属施設で、減少した油圧を計測する作業員。(c)AFP/ATTILA KISBENEDEK