【ラスベガス/米国 8日 AFP】韓国情報通信企業、LG電子(LG Electronics)は7日、ブルーレイ(Blu-ray)とHD DVDの両フォーマットに対応するハイブリッドDVDプレーヤー「Super Blue Multi Player」を2月初旬に米国で発売すると発表した。
■「顧客ニーズに対応」、簡単な操作性を強調
同社は、8日からラスベガス(Las Vegas)で開幕されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics Show、CES)を前に開かれた記者会見で、その詳細を明らかにした。Michael Ahn北米支社長は「いずれのフォーマットを選ぶべきか悩んでいたお客様に対する究極のソリューションで、歴史的な製品」と胸を張った。
最高技術責任者のHG Lee氏は、「当社はもともとブルーレイ陣営にいたが、お客様のニーズはもっと別の所にあることに気付いた」と語った。
Lee氏によると、このプレーヤーは現行のDVDプレーヤー同様、ボタンによる操作が可能で、「おばあちゃんにも操作できる」ほど簡単だという。ただし、インタラクティブ機能については、HD DVDフォーマットに一部対応できていないものもあるという。
■ライバル東芝はブルーレイひと筋
次世代DVDの規格については、ソニーが推進するブルーレイ方式の陣営と東芝が推進するHD DVD方式の陣営との間で、1970年代後半のビデオテープ規格をめぐる「VHS対ベータ戦争」をほうふつとさせる主導権争いが繰り広げられている。両フォーマットとも映画なみの画質とインタラクティブエンターテイメントを提供するが互換性はなく、消費者はいずれかのフォーマットを選択せざるをえない。
東芝の米国法人である東芝アメリカコンシューマープロダクツ(Toshiba America Consumer Products)のAkio Ozaka氏は、同じくCESの前に行われた記者会見で、HD DVD方式に固執する方針を明らかにした。さらに、LG電子が両フォーマット対応DVDプレーヤーの発売を発表したことを受け、DVDの競争は益々激しさを増すだろうと予想した。
■価格差が勝負の行方占う?
LG電子の新型DVDプレーヤーの予定価格は、1199ドル(約14万2000円)。CESに参加したアナリストたちは、値段が高級テレビよりも高いことを指摘し、「LGは楽観的すぎる」と指摘する。
一方、東芝が発売予定の新型HD DVDプレイヤーは、599ドル(約7万1000円)。価格を抑えたことで、顧客層が従来の「新しもの好き」から「小型で便利なものが好きな」顧客に拡大していくだろう、とOzaka氏は見ている。
写真はLG電子のロゴ(2006年1月26日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE
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