写真は、築地市場で魚を物色する魚仲買人ら(2004年7月撮影)。(c)AFP/Guillaume LOIRET
【東京 5日 AFP】2007年の干支は亥だが、今年もマグロの人気は揺るぎそうもない。世界最大の魚市場、東京築地市場で5日、2007年の初競りが行われ、クロマグロ一尾にクルマ一台よりも高価な400万円以上の値がついた。
■最高値のマグロを競り落としたのは寿司チェーン
この日の最高値がついたのは、重さ206.6キログラムのマグロで、413万円で競り落とされた。1キロ当たりの価格は2万円。競り落とした寿司チェーンの各店舗で提供されることになる。
築地の初競りで413万円でクロマグロを競り落とした寿司チェーン店「つきじ喜代村」によると、マグロの価格は最近の上昇傾向にあり、この高値も驚くほどでもないという。「クロマグロの値段としては、こんなものでしょう。南方のクロマグロやメバチマグロの価格は、既にかなり高騰してますね」
同社の広報担当者は「消費者がマグロを求め続ける限り、マグロの値段はもっと上がると思いますよ」と語っている。
■漁獲量割当の削減が高値を呼ぶ
日本は世界一のマグロの消費国で、世界の全マグロ消費量の約4分の1が日本で消費される。しかし「日本人がマグロを乱獲するためマグロが絶滅の危機にある」と抗議する環境活動団体などから圧力がかかっている。
2006年11月には大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)が、日本の2007年度の大西洋海域でのクロマグロ漁獲量割当てを、2006年の3万2000トンから2万9500トンに削減。さらに、太平洋の漁獲枠も、日本が漁獲枠を超える量を捕獲した制裁措置として削減されることがが決まっている。日本のマグロ市場は輸入に頼ることとなりそうだ。
写真は、築地市場で魚を物色する魚仲買人ら(2004年7月撮影)。(c)AFP/Guillaume LOIRET


