【東京 30日 AFP】ホンダは29日、2018年までに環境に優しい燃料電池車の大量生産を目指すことを明らかにした。
国内自動車3位のホンダは2008年から、水素を燃料とする高価格の燃料電池車のリースを日本と米国で開始する。
「この型式をさらに発展させることで、10年以内に通常のガソリン車の大量生産と非常に近い水準まで技術は高められるだろう」と、福井威夫社長は29日、共同通信によるインタビューで述べた。
「2018年までに燃料電池車の技術は大幅に前進している可能性は非常に大きい」と同社長は続ける。
世界の主要自動車メーカーは、排出を大幅に削減する燃料電池車の開発に力を入れている。しかし、現在1億円以上にもなる価格の高さが水素燃料車の商品化の大きな妨げになってきた。
燃料電池は、水素と酸素の化学反応で発電する一方、水しか排出しない。
福井社長は共同通信に対し、価格が1000万円ならホンダの水素燃料車を購入したいという顧客が多数いることを明らかにした。
ホンダは、水素燃料の実際の機能を備えた未来型コンセプト・カーのセダン、FCXを公表している。
次世代型の燃料電池車が広まるには、自動車メーカーが幾つかの技術的問題を乗り越える必要があると福井社長は語る。同社長によると、燃料電池に使われる貴金属の削減、水素の貯蔵の改良、および低価格での水素の製造などが主な問題点だという。
写真は富良野市内を走るFCX(2004年2月26日撮影)。(c)AFP/HONDA



