写真は同日、ミンスク(Minsk)南西の町、Nesvizh近郊のパイプライン用のガス圧縮施設で働く従業員。(c)AFP/VIKTOR DRACHEV
【モスクワ/ロシア 30日 AFP】ベラルーシ政府が29日、天然ガス輸入をめぐる危機回避のため、エネルギー担当高官をモスクワへ派遣した。
ベラルーシのエネルギー相側近は、首都ミンスク(Minsk)でAFPに対し、Eduard Tovpenetsエネルギー第1副大臣が率いる代表団の第2陣も、この問題に関する最終合意を得るためにモスクワへ向かったことを明らかにした。同側近は「問題は解決されるだろう」との見通しを示した。
ロシア政府系の独占企業ガスプロム(Gazprom)は、ベラルーシに対する天然ガス供給価格の引き上げを通告し、現行と比較しておよそ2倍の水準となる価格を提示。供給価格の引き上げをベラルーシ政府が受け入れない場合、翌2007年1月1日の午前10時(0700GMT)に同国への天然ガス供給を停止すると通告している。
■欧州へ向け国内を走るパイプライン
ベラルーシ側は対抗措置として、自国を経由しロシアから欧州諸国への天然ガス輸送路となっている領内のパイプラインの使用停止をちらつかせている。実施されれば、ドイツ、リトアニアおよびポーランド各国への天然ガス供給が影響を受ける可能性がある。
ベラルーシ政府は、自国に対する天然ガスの輸入契約が成立しない限り、パイプライン輸送関連の契約にも調印しない構えだ。
写真は同日、ミンスク(Minsk)南西の町、Nesvizh近郊のパイプライン用のガス圧縮施設で働く従業員。(c)AFP/VIKTOR DRACHEV