
【香港 29日 AFP】主要な経済指標でもある地価が、香港史上最高の上昇をみせている。地元企業が競り落とした「The Peak」といわれる見晴らしの良い高級地区は、競売で2億3100万米ドル(約274億8000万円)という史上空前の最高値を付けた。専門家はさらなる高騰を見込んでいる。
1997年から98年のアジア金融危機、2000年のドットコムクラッシュ(dotcom crash)、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)発生の経て一時は70%近く下落したが、ようやく完全回復したと専門家は見ている。
香港政府の主要財源にもなっている土地の競売は、12月19日の競売で今年4回目。強気の市場をさらに後押しした形となったと専門家は見る。
Centaline Property AgencyのWong Leung-sing氏は「競売は上向きの香港経済を反映している。投資家は不動産市場にも明るい見通しを立てている。株式市場も最高値を更新したから、次は不動産市場の番だ」と分析する。
アナリストによると、最高級地区は上物付きで1平方フィート(0.09平方メートル)あたり少なくとも5万香港ドル(約76万円)という世界最高の高値を付けるという。
不動産コンサルタント、シービー・リチャード・エリス(CB Richard Ellis )の調査結果によると、現在の世界最高値はロンドン(London)の1平方フィートあたり5860米ドル。ニューヨークの中心地では1平方フィートあたり5276米ドルの値を付けるもよう。2007年も不動産市場は引き続き上昇を続け、販売価格で20%ほどの上昇を見込んでいる専門家も多いが、一方で新たなバブルとの懸念も指摘している。
写真は19日、The Peakから撮影した高層ビル群。(c)AFP/MIKE CLARKE HONG



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