【パリ/フランス 24日 AFP】2006年は、フランス産ワインおよびスピリッツの当たり年となりそうだ。コニャック、シャンパン、ボルドーワイン、そしてウオツカまでもが好調な売上げをみせ、年間輸出総額で80億ユーロ(約1兆2466億円)を突破すると予測される。
フランス・ワイン・スピリッツ酒輸出組合(FEVS)のフィリップ・カステジャ(Philippe Casteja)会長は、「競争の激しさやユーロ高、世界消費の伸びが遅かったことなどを考えれば、素晴らしい業績」と語る。
■ワイン、シャンパン、コニャックなどの輸出が軒並み上昇
FEVSが12月に発表した数字によると、ボルドーワインの輸出価格は、1-10月の10か月間で前年同期比27%の上昇。同時期にシャンパンは17%、コニャックは12%、アルマニャックは19%、ブルゴーニュワインは9.3%と、いずれも輸出額が増加した。
また、元来フランスでは生産されていなかったウオツカの輸出高は、132%と急増した。米国でグレイグース(Grey Goose)が人気を博しているためで、1-10月期の輸出高は3億2000万ユーロ(約498億7000円)に上る。
これまで、フランス産ワインおよびスピリッツの輸出最高額は、2003年の78億ユーロ(約1兆2000億円)だった。税関の報告によれば、今年は1-10月期ですでに昨年同期比14%増の69億9000万ユーロ(約1兆894億円)に到達。11、12月の2か月間の伸びも順調なことから、2006年の輸出総額は80億ユーロを軽く上回るとみられる。
■輸出先トップは英国、日本も重要な市場
主な輸出先では、英国が相変わらずトップで、米国、ドイツ、ベルギー、日本が続く。急成長している中国も、輸出先上位10か国に名を連ねている。
1万5000本以上が海外に出荷されたコニャックも今年、歴代2位の輸出高を記録しそうだ。現在の最高記録は、1989年の1万5700本となっている。
国内コニャック市場の約80%を、ヘネシー(Hennessy)、レミー・マルタン(Remy-Martin)、マーテル(Martell)、クルボワジエ(Courvoisier)の4ブランドが占める。主要輸出先は米国で、年間5万5000本を出荷。また中国への輸出量も急増しており、2005年には英国を抜いて世界第2位の輸出先となった。
フランス・コニャック事務局(BNIC)のアラン・フィリップ(Alain Philippe)氏は、「アジアでは最高級銘柄ほど伸びがよく、すべてにおいて『青信号』が出されている状態だ」と述べた。
写真は輸出に向け準備されたワイン(2004年7月21日撮影)。(c)AFP/FRED DUFOUR