写真はモスクワのガスプロム本社(2006年6月30日撮影)。(c)AFP/DENIS SINYAKOV
【モスクワ/ロシア 23日 AFP】政府系独占企業ガスプロム(Gazprom)は22日、隣国グルジアとの間で、2007年から1000立方メートル当たり235ドル(約2万7911円)で天然ガスを供給する契約を締結し、両国間のエネルギー供給危機はひとまず回避された。
ガスプロムのアレクサンドル・メドベージェフ(Alexander Medvedev)副社長によると、今回締結された契約は3本。供給量は11億立方メートルに上り、年明け1月1日からの供給開始となる。一方のグルジア側は、2007年の同国における天然ガス需要を17億立方メートルと試算している。
メドベージェフ副社長が発表した供給価格は、現在の1000立方メートル当たり110ドル(約1万3064円)と比較すると2倍以上。天然ガスの供給価格をめぐり、両国は激しい交渉を行ってきており、最近数か月で外交関係が悪化していた。
グルジア政府は今回の契約について公式見解を示していないが、ズラブ・ノガイデリ(Zurab Nogaideli)グルジア首相は22日、2007年の同国に対する最大の天然ガス供給国は、アゼルバイジャンになるとの見通しを示した。
天然ガス供給価格に関する両国の外交対立は、天然ガス供給量の削減へと発展した2005年のロシア、ウクライナ間の紛争の再現となることが懸念されていた。
写真はモスクワのガスプロム本社(2006年6月30日撮影)。(c)AFP/DENIS SINYAKOV