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パタヤの新空港がオープン間近、「性産業」のイメージ一掃なるか - タイ

  • 2006年09月26日 20:03 発信地:タイ
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写真は22日、パタヤのバーに集う女性たち(左)と新空港でタイ航空の看板横で写真を撮る観光客(右)。(c)AFP/Indranil MUKHERJEE(左)MIKE CLARKE(右)

【パタヤ/タイ 26日 AFP】タイのリゾート地パタヤ(Pattaya)はこれまで、多くの観光客にとって「犯罪」「欧米人を誘う少女」「児童買春ツアー」といったイメージがつきまとっていた。しかし、パタヤ近郊に新しい国際空港がまもなくオープンするのに伴い、そうしたイメージは払拭されつつある。観光客増を見込んで海岸にはファミリー向けの高級ホテルが続々建設され、パタヤはまさに「再生」の真っ只中にある。

 元来パタヤは静かな漁村だったが、ベトナム戦争(Vietnam war)時に米兵が訪れるようになってから様相が一変した。米兵を慰安するためのゴーゴーダンス・バーや売春宿が「雨後のたけのこ」のように出現したのである。

■国内外の企業がこぞって参入

 総工費1130億バーツ(約3503億円)の新空港、スワンナプーム空港(Suvarnabhumi Airport)は、パタヤから100キロのところにある。19日にタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)政権を倒したクーデターが発生したものの、当初の予定どおり28日に開港する。

 観光当局も「売買春」イメージからの脱却に力を入れている。タイ国政府観光庁(Tourism Authority of Thailand、TAT)パタヤ事務所のChaiwat Charoensuk所長は、「開発業者が土地を買い上げてショッピングモールや5つ星ホテルを軒並み建設する予定で、数年以内にパタヤの景色は一新するだろう」と語る。
「家族連れの旅行者がもっと増えるよう、イメージをよくすることが私達の責務です」

 TATのChaiwat所長は、新空港のオープンにより、国内外からのパタヤへの観光客が現在の年間580万人から650万人に増えると予測する。デュシットホテル&リゾート(Dusit Hotel & Resort)の総支配人およびタイホテル協会(Thai Hotels Association)パタヤ支部長のChatchawal Supachayanont氏は、「この影響で地価が高騰している」と語る。わずか3-4年で、場所によっては地価が100%上昇したところもあるという。

 パタヤへは、国際ホテルチェーンの進出も相次いでいる。米スターウッドグループのシェラトンホテル&リゾート(Sheraton Hotel & Resorts)もその1つ。同ホテルは2005年8月、カップル客をターゲットにした5つ星ホテルを海岸にオープンした。同ホテルの販売・マーケティング部門のGavin Maloney取締役は、「パタヤの観光産業に新風を巻き起こしたい」と希望を語る。また、付近には複数の工場などもあることから、ビジネス客の増加も見込んでいる。

■一筋縄ではいかない「クリーンアップ作戦」

 しかし、パタヤの「いかがわしい側面」がなくなるわけではないとの懸念もある。新しい豪華ホテルやアパートに「隠れて見えなくなるだけ」というわけだ。

 児童の性的搾取の廃絶に向けて活動する国際NGO「ECPAT」のAnthony Burnett広報官は、「買春ツアーの行き先として有名になってしまうと、そのイメージを変えるのは難しい」と語る。Burnett広報官によると、パタヤの中心街には若い女性の買春を斡旋するバーがたくさんあるという。多くは18歳以上だが、10代の少女が通りで「客待ち」をしている光景も見られるほか、未成年の少年が「マッサージ師」として客に供される場合もあるのだ。

 観光事業関係者やホテルのオーナーは、「児童買春ツアーの撲滅に全力を挙げる」と一様に口をそろえる。だがその一方で、大人向け娯楽産業の多様化にも期待を寄せている。 「娯楽やリラクゼーションを求めてやってくる観光客は多い。違法でないかぎり、それは普通で健全なことだ」(Chaiwat所長)

 パタヤの海岸では、多くの観光客が日光浴を楽しんでいる。英国から来た観光客の1人はパタヤの魅力について、「家族連れも若者も、訪れたすべての人が楽しめるところ」と語る。

 しかし多くの観光客が、パタヤは「子どもには向かない」と考えている。「大人の宿泊客が少年や少女を連れて戻ってくる」光景が見られるホテルもあるという。また、「子どもができてもパタヤには連れて行かない」という観光客もいる。

 こうした意見について、Chaiwat所長は次のように反論する。
「パタヤには動物園、潜水艦ステーション、ウォーターパークなど、子どもが喜ぶアトラクションがたくさんある。ここはディズニーランドのようなもの。しかも入場料は無料だ!」

 写真は22日、パタヤのバーに集う女性たち(左)と新空港でタイ航空の看板横で写真を撮る観光客(右)。(c)AFP/Indranil MUKHERJEE(左)MIKE CLARKE(右)

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