【8月19日 AFP】2週間にわたって夏季の季節風(モンスーン)による豪雨で洪水が発生しているパキスタンで、18日現在の被災者数は全土で30万人を超え、死者は108人に上った。

 パキスタンの国家防災管理庁(National Disaster Management AuthorityNDMA)高官は18日、豪雨と洪水で被災した人は33万4764人で、少なくとも108人が死亡し、104人が負傷したとAFPに語った。また豪雨で770の村が被害を受け、家屋2427棟が全壊したという。

 パキスタンはこの3年、毎年モンスーンによる洪水に見舞われながら、防災対策が不十分だとして政府に批判が集まっている。同国史上最悪の被害をもたらした2010年の豪雨・洪水では2100万人が被災し、約1800人が死亡した。(c)AFP