【8月11日 AFP】インドネシア中部・東ヌサトゥンガラ(East Nusa Tenggara)州にある小島、パルエ(Palue)島のロカテンダ山(Mount Rokatenda)が10日午前4時27分(日本時間同5時27分)ごろ噴火し、約4時間にわたって噴煙を上げた。

 地元当局者によると、浜辺で眠っていた6人がこの噴火による火砕流に巻き込まれて死亡した。6人の遺体はまだ収容されていないが、3人は58~69歳の成人、3人は5~8歳の子供だったとみられている。AFPの取材に応じた専門家は、火山周辺の地表の温度がまだ非常に高いため救出は困難だと語った。

 ロカテンダ山は昨年10月から火山活動が活発になったため、当局は火口から3キロメートル以内への立ち入りを禁じていた。(c)AFP