【4月17日 AFP】米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、パプアニューギニアで17日午前8時55分(日本時間同7時55分)、マグニチュード(M)6.8の強い地震があった。地震学者らは、被害が発生する可能性もあると警告している。

 USGSによると、震源は同国北岸にあるアイタペ(Aitape)の町から東に22キロほどの地点で、震源の深さは13キロメートル。アイタペには約8000人が暮らしている。

 太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)は、震源から100キロ以内の範囲で局地的な津波が発生する恐れがあるとしている。

 オーストラリア地球科学機構(Geoscience Australia)は震源をアイタペから30キロの地点、深さを20キロとし、約6万人が住む地域が影響を受けるだろうと発表した。

 アイタペ周辺では、1998年に発生した地震と津波で2000人以上が犠牲になっている。この時の津波の高さは10メートルに達した。(c)AFP