【3月22日 AFP】中国気象局は22日、卵大のひょうや竜巻に見舞われ24人が死亡した同国南部5省で、週末にかけて再び雷や強風を伴う激しい雨やひょうが降る可能性が高いとして注意を呼び掛けた。悪天候は24日まで続く見込みという。

 中国南部では19日から暴風雨が猛威を振るっており、20日には福建(Fujian)省南平(Nanping)市内の川でフェリーが転覆して11人が死亡したほか、広東(Guangdong)省東莞(Dongguan)では鶏卵ほどの大きさのひょうが降り、9人の死者が出た。22日の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は地元紙報道として東莞では20日午後に「大きな竜巻」が発生したと伝え、ひっくり返った車や倒壊した建物などの写真を掲載した。

 江西(Jiangxi)省、湖南(Hunan) 省、貴州(Guizhou)省でも悪天候が続いており、メディア報道によればこれまでに建物2000棟が倒壊、24万8000棟に被害が出ている。避難者は21万5000人に上っているという。(c)AFP