【3月6日 AFP】米北部では5日、冬季の強い低気圧による悪天候のため空の便約2600便が欠航した。通行止めになる道路や学校の臨時休校も相次いでいる。

 道路の凍結や積雪による事故で、これまでに少なくとも4人の死亡が報告された。ミネソタ(Minnesota)州からバージニア(Virginia)州に至る十数州が巨大な嵐の進路にあたり、すでにモンタナ(Montana)州で約60センチ、ノースダコタ(North Dakota)州で約38センチの積雪を記録した。

 航空便の運航情報サイト、フライトアウェア(FlightAware)によれば、5日の欠航便はイリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)のオヘア国際空港(O'Hare International Airport)で約900便、同じくシカゴのミッドウェー国際空港(Midway International Airport)で約260便、ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)の空港で100便以上など合計で1465便となり、すでに6日もワシントンD.C.(Washington D.C.)の周辺を中心に計1162便の欠航が決定している。

 低気圧は5日夜から6日未明にかけてワシントンD.C.に到達する見込みで、米連邦議会の会議にも中止が決まったものがある。(c)AFP/Mira Oberman