【1月21日 AFP】週末に欧州西部を襲った大規模な寒波のため、フランスと英国では広範囲が大雪に見舞われている。美しい雪景色に包まれた仏パリ(Paris)は、一方で空や陸の交通に大きな乱れが生じた。積雪は最大20センチメートルに達し、仏全土の4分の1の地域に警報が出された。気象当局は21日にかけて再び降雪を警告している。

 18日から降雪が続く英国では、ロンドン(London)郊外のヒースロー空港(Heathrow Airport)で4日にわたって欠航が相次ぎ、20日は全発着便の2割に当たる260便が欠航となった。天気予報では今週も悪天候が続く見込みで、21日も1割の欠航が決まっており、足止めされる乗客はさらに増えるとみられる。また、英国と欧州大陸を結ぶ高速鉄道ユーロスター(Eurostar)も、積雪と凍結で4列車が運休となった。(c)AFP