【12月11日 AFP】フィリピン政府は11日、同国を直撃した大型台風24号(アジア名:ボーファ、Bopha)による死者は700人を超え、行方不明者は890人に達したと発表した。不明者の大半はマグロ漁に出ていた人々で、海上で遭難したとみられる。

 フィリピンの民間防衛当局者によると、4日に同国南部のミンダナオ(Mindanao)島を直撃した台風24号は各地で洪水や地滑り被害をもたらし、これまでに少なくとも714人が死亡。村全体が壊滅した地域もあるという。

 全壊した家屋は11万5000戸に上り、政府が設置した避難所には今もなお11万6000人が避難しているが、新たな住宅が建設されるまで数か月を要するとみられる。

 また行方不明者の数は890人に達した。このなかには、台風24号直撃の数日前にミンダナオ島の港からマグロの遠洋漁業に出航した313人が含まれている。さらに、これまでに救助隊が収容した257人の遺体の中にも、まだ身元が判明していない不明者が含まれていると当局者はみている。

 台風24号の被害は前年に1200人の犠牲者を出した台風21号(アジア名:ワシ、Washi)に次ぐ同国最悪の自然災害となり、国連(UN)は10日、フィリピンの被災者を支援する6500万ドル(約53億5000万円)規模の国際援助要請を行った。(c)AFP