【6月28日 AFP】米コロラド(Colorado)州で先週末から大規模な山火事が続いており、27日には住民約3万6000人が避難した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は事態を受け、29日に同州を視察する予定を発表している。

 ウォルドキャニオン(Waldo Canyon)で先週末に発生した山火事は、これまでに7400ヘクタール以上を焼いており、26日にはコロラドスプリングズ(Colorado Springs)まで到達。一夜にして火の手は2倍に広がった。

 一方、同州の州都デンバー(Denver)の北西約100キロで発生した別の山火事も続いており、地元紙デンバー・ポスト(Denver Post)は同州で史上2番目に大きな規模だと報じている。「ハイパーク・ファイア(High Park Fire)」と名付けられたこの山火事は落雷が原因で発生し、これまでに約3万5000ヘクタールを焼いたが、現在では75%が鎮火している。

 コロラド大学(University of Colorado)がキャンパスを構えるボルダー(Boulder)郊外でも山火事が約80ヘクタールに広がり、消防士らが消火活動に当たっている。(c)AFP/Judith Crosson