【4月24日 AFP】例年以上に暖冬で、春になっても非常に暖かい気温を記録していた米北東部で23日、前日から続く嵐のために大規模な停電が発生し、一部地域では季節外れの降雪が観測された。

 22日に発生した嵐は、翌23日にかけゆっくり移動し、ニューヨーク(New York)州北部、ペンシルベニア(Pennsylvania)州、ウエストバージニア(West Virginia)州、メリーランド(Maryland)州で大きな被害が出た。

 ニューヨーク州のアンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事によると、州内では約2万5000人が停電に見舞われたという。その数はさらに増加するとみられる。一方、米国立測候所(National Weather ServiceNWS)によると、ニューハンプシャー(New Hampshire)州およびマサチューセッツ(Massachusetts)州で洪水注意報が出されている。

 一部北部の州では雨が雪へと変わり、オンライン気象情報サービスweather.comによると、ペンシルベニア州のサマセット(Somerset)郡では既に35センチの積雪量が観測された。(c)AFP