【12月23日 AFP】(写真追加)ニュージーランド第2の都市クライストチャーチ(Christchurch)で23日、2回にわたってマグニチュード(M)5.8の強い地震があった。

 1回目の地震は現地時間午後1時58分(日本時間同午前9時58分)ごろ起き、震源の深さは8キロ。現地の報道によると、市内の建物からはおびえた表情を浮かべた人々が路上に避難し、ショッピングセンターや空港も閉鎖された。さらに約1時間10分後、再びM5.8の地震が発生した。

 広い地域で電話が不通になり、停電も発生した。ショッピングセンターで1人が負傷し病院で治療を受けたが、警察によるとそれ以外の負傷者や、広範囲にわたる被害はないという。無人の建物2棟が倒壊したという情報があるほか、過去の地震で大きな被害を受けた郊外の一部地域で液状化が起きたもようだ。

 クライストチャーチは今年2月、M6.3の大地震に見舞われ、181人が死亡した。専門家らは前月、同市付近で強い地震が発生する可能性があると警告していた。(c)AFP