【7月29日 AFP】ロシアでは中部を中心に、先週から異常な暑さに見舞われている。

 中部ボルゴグラード(Volgograd)では25日から3日連続して気温が40度を超えた。これはカイロ(Cairo)やテヘラン(Tehran)、ニューデリー(New Delhi)よりも高い気温だ。地元当局は28日、43度を超える恐れもあるとして住民に注意を促した。

 モスクワ(Moscow)でも27日、気温が今年最高の33.6度を記録した。28日には33~35度まで上がると予想されている。

 ロシアは前年、過去最悪の熱波に見舞われた。山火事が拡大して数十人が死亡、数千戸が焼失。火は核施設にも迫った。

 今回の熱波は前年ほど深刻ではなく、気象当局によると28日を境に徐々に収束していくという。(c)AFP/Anna Smolchenko