【7月28日 AFP】国連世界食糧計画(World Food ProgrammeWFP)は27日、干ばつによる被害が深刻なソマリアへの緊急食糧支援を開始した。首都モガディシオ(Mogadishu)へ、栄養失調に陥っている数千人の子供向けにピーナッツ・ペースト10トン分を空輸した。

 「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸北東部では、過去60年で最悪の干ばつが発生。ソマリアでの被害は最も深刻で、約1200万人が飢餓の危機にさらされている。

 WFPのスポークスマンによると、栄養強化のためのピーナッツ・ペーストを毎月100トン、3万5000人の子供に供給する計画で、今回の空輸はその第1弾だという。(c)AFP/Aude Genet