【5月23日 AFP】米ミズーリ(Missouri)州ジョプリン(Joplin)で22日、竜巻が発生し、地元メディアによると少なくとも24人が死亡した。

 地元紙スプリングフィールド・ニュースリーダー(Springfield News-Leader)が地元当局者の話として報じたところによると、竜巻はカンザス(Kansas)州とオクラホマ(Oklahoma)州との州境から数キロにあるジョプリンを直撃。多数の建物に大きな被害が出たという。

 ジェイ・ニクソン(Jay Nixon)ミズーリ州知事は非常事態を宣言。22日夜の声明で、引き続き竜巻の危険性があるとして「最新の気象予報を注視し、当局の指示に従うよう」住民に呼びかけた。

 一方、カンザス(Kansas)州レディング(Reading)でも21日に竜巻があり、1人が死亡、木造の建物の多い町は80%が損壊した。目撃情報によると、穀物倉庫やレンガ造りの郵便局、消防署などが破壊され、住宅は土台から、木々は根こそぎ吹き飛ばされたという。

 竜巻被害は、ミネソタ(Minnesota)州のミネアポリス(Minneapolis)でも22日にあり、当局者によると、これまで少なくとも市内と郊外で計18人が負傷した。

 米国では前月、同国7州を竜巻が襲い、354人が死亡したばかり。(c)AFP

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