【4月18日 AFP】(一部更新、写真追加)米国南部で14日から16日にかけて200以上の竜巻が発生し、家が吹き飛ばされるなどして45人が死亡した。救急当局が17日、明らかにした。

 最初の竜巻は14日、オクラホマ(Oklahoma)州の人口350人の小さな町Tushkaで発生。家屋や商店の大半が損壊し、高齢者2人が死亡した。

 翌日にはアーカンソー(Arkansas)州、ミシシッピ(Mississippi)州、アラバマ(Alabama)州、ノースカロライナ(North Carolina)州で100を超える竜巻が発生。ノースカロライナ州では最多の23人が死亡した。竜巻は16日夜、バージニア(Virginia)州でも発生した。

 気象サイトAccuweather.comの気象学者メーガン・エバンズ(Meghan Evans)さんは、「3日間で、241の竜巻が14州で発生した。これは観測史上もっとも多い数だろう」と述べた。強いジェット気流、湿気、南部を襲った寒冷前線が原因とみられるという。(c)AFP/Charles Duncan Pardo