【3月28日 AFP】厚生労働省は27日までに、全国の水道事業者に対し、水道水への放射性物質流入を防ぐため降雨後の取水を中断したり、貯水池をビニールシートで覆ったりするよう要請した。

 厚労省は、東京電力(Tokyo Electric Power Co.TEPCO)福島第1原子力発電所から漏えいした放射性物質を含む雨水が、河川やダムを通じて水道水に流入する可能性があると指摘。全国の水道事業者に、水の安定供給に支障のない範囲で「降雨後に河川からの取水を中断して、貯水池をビニールシートで覆う」などの措置を要請した。

 また、浄水場で粉末活性炭を使うなどの対策も提案した。(c)AFP