【3月22日 AFP】宮城県は22日、東北地方太平洋沖地震と津波による被害で、米国人教員の死亡を確認したと発表した。今回の震災で米国人の死亡が確認されたのは初めて。

 死亡したのは宮城県石巻市で英語を教えていたテイラー・アンダーソン(Taylor Anderson)さん(24)。地震後、自転車に乗っていたところを津波に流されたとみられる。

 米バージニア(Virginia)州に暮らすテイラーさんの両親、アンディー(Andy Anderson)さんとジーン(Jean Anderson)さんは声明を発表し、「祈り、支援してくださった人びとに感謝したいと思います。多くの人びとの祈りと支援によって、わたしたちはこの危機を乗り越えることができました。これからも、行方不明の方々のために、それに日本の人々のために祈ってください」と述べた。

 震災による死亡が確認された人と行方不明者はこれまでに合わせて2万1000人を超えている。(c)AFP