【3月18日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William)は18日、前月に大地震に見舞われたニュージーランドのクライストチャーチ(Christchurch)で行われた追悼式典であいさつの言葉を述べ、東北地方太平洋沖地震の被害者にも哀悼の意を示した。

 クライストチャーチ地震の遺族など3万人が参列した追悼式典で、ウィリアム王子は「この地の人びとは、日本を襲った恐怖を世界の誰よりも理解している」と述べ、「私たちの思いと祈りは彼らとともにある」と日本の地震被害も思いやった。

 また、ジョン・キー(John Key)首相も「われわれは今でも悲しみのなかにあり、日本の絶望的な悲劇に心が痛む」と語った。このほかにも、追悼式であいさつに立った人びとは相次いで、同じ悲劇に見舞われたクライストチャーチと日本との絆を口にした。

 クライストチャーチで前月22日に発生した大地震では、日本人を含む182人の死亡が確認されている。(c)AFP/Marty Melville