【3月16日 AFP】防衛省は16日午後、東北地方太平洋沖地震の救援活動を強化するため、予備自衛官と即応予備自衛官の招集を決定した。

 招集される人数は6400人程度となる見込みで、すでに被災地で活動している自衛官7万人に合流する。全自衛官の4割に相当する10万人を救援活動に動員する計画になっている。

 東北地方太平洋沖地震の被災者は55万6000人にのぼり、これまでに3676人の死亡が確認され、7558人が行方不明となっているほか、100万を超える建物で電気や水道が復旧していない。

 最も大きな被害を受けた宮城県の警察は、同県だけで死者は1万人を超えるとの見通しを発表した。(c)AFP