【10月28日 AFP】北米中部から東部にかけて一帯で26日~27日、非常に活発な低気圧の影響で多数の竜巻が発生し、住宅への被害や航空便の欠航が相次いだ。低気圧は暴風雨を伴い、ゆっくりと東に向かって移動している。

 米国では27日、中部ミシシッピ(Mississippi)州から東部ニュージャージー(New Jersey)州までの7州にトルネード(竜巻)注意報が出された。

 米ノースダコタ(North Dakota)州では約28メートルの強風を伴う吹雪に見舞われ、低気圧の進路にあたるカナダのオンタリオ(Ontario)州では広域に気象警報が出された。

 米中西部や五大湖周辺など、低気圧が通り過ぎた地域では被害の後始末に追われている。航空便や五大湖の船便に欠航が出たほか、広い範囲で停電も起きた。また米国立測候所(National Weather Service)によると、26日だけで24の竜巻が6州で報告され、建物の屋根が飛ばされたり、木が倒れたり、電線が切れるなどの被害が出た。(c)AFP