【9月14日 AFP】メキシコ政府は13日、南東部を中心に8月末から続く豪雨や洪水で、これまでに少なくとも25人が死亡したと発表した。このうち15人は南部オアハカ(Oaxaca)州、10人が東部ベラクルス(Veracruz)州での犠牲者。

 隣接するタバスコ(Tabasco)州では死者は報告されていないが、同州知事は10月から11月にかけて事態はさらに悪化するだろうと警告した。

 また、港湾都市ベラクルスの南にあるスペイン統治時代の景観を残す世界遺産都市、トラコタルパン(Tlacotalpan)でも、建物540棟に被害が出ていることから、地元当局が国連(UN)に支援を要請した。

 フェリペ・カルデロン(Felipe Calderon)大統領は前週、メキシコは史上最悪の大雨に見舞われていると述べ、さらなる豪雨に対する警戒を呼びかけた。(c)AFP