【8月2日 AFP】パキスタン北西部で起きた豪雨による大規模な洪水の死者は、1日までに1100人に達した。政府情報当局によると、死者はさらに増える見通しだという。

 豪雨による被害が最も大きいカイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州(旧北西辺境州)では、洪水で流された家屋は3700戸以上にのぼり、150万人以上が家を失うなどして避難した。同州スワト(Swat)地区では、コレラがまん延し始めているという。同国領カシミール(Kashmir)地方では、少なくとも47人が死亡した。

 パキスタン空軍は、住民が孤立した地域で外国人6人を含む住民500人以上をヘリコプターで救出したほか、インフラの被害状況の調査を進めている。(c)AFP/Lehaz Ali