【4月15日 AFP】アイスランド当局によると、同国南部にあるエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajokull)氷河で14日午前1時(日本時間同日午前10時)に火山が噴火し、付近の住民700~800人が避難した。

 この噴火により、氷河の一部が溶解し、2度の大規模な洪水が発生した。また、地域一帯で多数の地震が観測された。

 同氷河では前月21日にも付近のFimmvorduhals火山が噴火し、近隣住民600人あまりが避難を余儀なくされる事態となったが、今回の噴火の規模はそれを上回るという。なお、Fimmvorduhals火山の噴火における熔岩の流出は、13日に止まったばかりだという。

 アイスランドでの火山噴火は2004年以来、6年ぶりだが、エイヤフィヤトラヨークトル氷河付近での噴火は1823年を最後に起きていなかった。(c)AFP/Rosa Brynjolfsdottir

【関連記事】アイスランドで火山が噴火、600人が避難