【3月7日 AFP】1月12日に大地震に見舞われたハイチの首都ポルトープランス(Port-au-Prince)で、被災者への食料配給を大幅に強化する計画が始まった。

 世界食糧計画(World Food ProgramWFP)が中心となって実施するもので、1か月で190万人の被災者に食料を供給することを目指す。

 各世帯に配布済みのクーポン券と引き替えに、コメ、食用油、塩、小麦粉が入った袋を渡す。混乱が起きないよう国連(UN)の平和維持部隊が警備にあたる。今月末まで継続する予定。

 食料を受け取るのは主に女性だが、コメの袋を受け取った数少ない男性(26)は「持っているお金をすべて母や家族を食べさせるために使うときもあったので、食料援助は本当にありがたいです」と話してくれた。(c)AFP