【2月27日 AFP】米北東部は26日、大雪に見舞われ、数十万世帯が停電となったほか、ニューヨーク(New York)のすべての学校が休校になるなどの影響が出た。

 ニューヨークでは、27日までに最大50センチの積雪があるとみられ、幹線道路の除雪が夜通し行われている。

 地元テレビ局NY1は、マンハッタン(Manhattan)のセントラルパーク(Central Park)で早朝までにすでに43センチの雪が積もったと伝えた。

 マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長はすべての学校を休校にする異例の措置を命じ、110万人の児童・生徒が予想外の長い週末の休暇を過ごすことになった。コロンビア(Columbia University)などの市内の大学も休校となった。

 ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)やニュージャージー(New Jersey)州のニューアーク国際空港(Newark Liberty International Airport)では大幅な遅れが出たほか、数百便が欠航となった。

 電力会社コン・エジソン(Con Edison)によると、ニューヨーク市内で約700世帯、その近郊で3万6500世帯が停電となるなど、広範囲で影響が出た。

 ニューハンプシャー(New Hampshire)州では、嵐により33万世帯以上で停電となり、同州知事が非常事態を宣言した。バーモント(Vermont)州でも数千世帯が停電となった。

 米国立測候所(National Weather ServiceNWS)は今回の荒天について、「非常に強い低気圧」が1日以上停滞しているが、27日には弱まる見通しとしている。(c)AFP/Sebastian Smith