【1月31日 AFP】ブラジルのサンパウロ(Sao Paulo)州は記録的に雨の多い夏を迎えている。前月1日から今月29日までに洪水や地滑りで死亡した人は少なくとも69人に上った。(c)AFP

 ブラジル気象庁によると、太平洋の表層の海水温が高くなるエルニーニョ(El Nino)現象が原因で、この夏の累積降水量は1947年の記録を抜く見通しだという。

 同州6か所のダムはほぼ満水で放水が必要になっている。州内を流れるチエテ(Tiete)川とピニェイロス(Pinheiros)川の堤防が切れ、近くの自動車道路が寸断された。(csa)AFP