【12月5日 AFP】(一部更新、写真追加)ロシア中部の都市ペルミ(Perm)のレストランで5日未明、爆発が発生した。現地の医療当局者によるとこの爆発とその後発生した火災で102人が死亡した。このほかに134人が病院に運ばれ、うち79人は非常に深刻な状態にあるという。

 タス通信(ITAR-TASS)が警察の情報として伝えたところによると、事故当時このレストランでは開業8周年のパーティが開かれていた。パーティにはレストラン従業員とその家族ら合わせて約230人が参加していた。

 ロシア通信(RIA Novosti)によると、大勢の人が逃げようと出口に集中して動けなくなり、一酸化炭素中毒で命を落としたという。

 ロシア政府は重度のやけどを負った人を搬送するためペルミに航空機2機を派遣するとともに、調査委員会を発足させた。調査委員会の報道官はVesti-24テレビに対し、規則に違反して屋外用の花火を室内で打ち上げて天井に引火したことがこの火災の原因であり、「テロの可能性は100%ない」と語った。

 しかしロシア通信によると、警察は現時点でテロ以外の犯罪の可能性は排除できないとして捜査を進めている。ロシア最高検察庁のユーリー・チャイカ(Yuri Chaika)検事総長は、自ら捜査を監督すると述べた(c)AFP