【8月9日 AFP】フィリピン当局は8日、大型の台風8号(モーラコット、Morakot)による死者が20人に上ったと発表した。同日ルソン(Luzon)島では鉄砲水が発生し、孤立した村人数百人の救出に当局は追われた。

 死者20人のうち12人は、同島北部のバギオ(Baguio)市の炭鉱で7日発生した地すべりで、生き埋めになっていた労働者だった。

 災害救援当局によると、同東北部7州の住民約17万3171人が洪水や地すべりから避難しており、8日も救助隊が出動し、村人らを救出した。台風8号は8日、台湾でも猛威を振るった。(c)AFP