【5月10日 AFP】(写真追加)ロシア・モスクワ(Moscow)で10日未明、天然ガスのパイプラインが爆発し、高さ200メートル近い巨大な火柱が上がった。モスクワで過去数十年で最悪の火災に、老朽化するロシアのエネルギー施設の安全性への懸念が再燃している。

 テレビ映像によると、爆発で発生した黄色の炎は高さ200メートル近くまで上昇し、夜空には大量の白煙が上がった。

 現場へ急行したモスクワのユーリー・ルシコフ(Yuri Luzhkov)市長は、火災で5人が負傷したと述べた。うち1人は、全身の35%にやけどを負っているという。死者は出ていない。

 ルシコフ市長は、火災の原因が技術的な問題であることはほぼ間違いないと述べ、犯罪の可能性は無いとした。(c)AFP/Stuart Williams