【2月23日 AFP】(一部更新、写真追加)中国・山西(Shanxi)省太原(Taiyuan)の炭坑で、22日午前2時(日本時間同午前3時)ごろガス爆発があり、これまでに74人の死亡が確認された。国営新華社(Xinhua)通信によると、爆発当時、坑内では436人が働いていた。犠牲者のなかには、救助された後に死亡した作業員も少なくないという。

 坑内には数十人が取り残され、携帯電話で家族に連絡してきた作業員もいたが、新華社によると22日夜までに救助隊が全ての炭坑員を救出した。救出作業を指揮した同省の張宝順(Zhang Baoshun)党委員会書記が、活動は捜索救助から医療手当てに移行したと話したという。

 これに先だって新華社は、作業員が搬送された病院関係者の話として、114人が一酸化炭素中毒などで病院で手当てを受けていると伝えている。

 中国では近年、炭鉱での事故が多発しており、山西省では2007年12月にも炭坑での爆発で105人が死亡している。(c)AFP/Peter Harmsen