【12月5日 AFP】南極海沿岸で4日、乗客89人と乗員33人の計122人が乗ったアルゼンチン船籍のクルーズ船「ウシュアイア(Ushuaia)」号が座礁した。複数の船舶が救援のため現場に向かっており、数時間以内には救出される見通し。アルゼンチン当局者が明らかにした。

 Argentine National Antarctica Directorateのトップを務めるMariano Memolli氏は、地元テレビ局に対し、事故現場は南極大陸から南米大陸の南端に伸びる半島にあるWilhelmina湾だとし、「危険な状態ではなく、沈没の危険性もない」と語った。同氏によると、乗員乗客の国籍は現時点では分かっていない。

 この事故では、南極大陸に最も近いアルゼンチンとチリが、共同で救出活動にあたっている。(c)AFP