【9月13日 AFP】米当局は12日、大型ハリケーン「アイク(Ike)」のテキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)への最接近を直前に控え、現在も近隣沿岸部の自宅などに残る住民数千人に対し、「生命の危機」が迫っているとし避難を呼びかけた。

 日本時間13日午前6時現在、ハリケーン「アイク」はメキシコ湾(Gulf of Mexico)沖約220キロに位置し、中心付近の最大風速は秒速約46メートル。メキシコ湾沿岸のガルベストン(Galveston)の海岸には高波が押し寄せている。

 リック・ペリー(Rick Perry)テキサス州知事によると沿岸部を中心にすでに120万人が避難した。

 国立ハリケーンセンター(US National Hurricane Center)によると、ハリケーン「アイク」は12日遅くから13日未明にかけてガルベストンとヒューストンを直撃する恐れがあるという。現在カテゴリー2の「アイク」は、上陸までにカテゴリー3に発達する可能性もあるとして警戒を呼びかけている。

 ヒューストンは国内4番目の大都市で石油産業の中心地。(c)AFP/Mary Ann Azevedo