【9月6日 AFP】インドのビハール(Bihar)州を襲った洪水で、インド高官は6日、救助隊員らの活躍などで80万人が救助されたと発表した。しかし、依然数万人が洪水で取り残されているという。

 ネパール南部のコシ(Kosi)川沿いの堤防が決壊し川の流れが変わり、貧困に苦しむビハール州の大部分が洪水の被害を受けている。

 インド軍や政府当局機関、救援団体などが、ボートを使用して生存者の救出を行っている。屋根の上や孤立した高地などで、2週間にわたって食料や清潔な飲料水の無い状態で取り残されている人びともいる。

 洪水で約100人の死亡が確認されているが、死者数は今後大幅に増えると見られている。(c)AFP