【5月19日 AFP】中国地震局は18日、四川大地震の地震の規模をマグニチュード7.8から8.0に修正すると発表した。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。

 12日に発生した四川大地震では、推定5万人が死亡、22万人以上が負傷したといわれている。建物の被害も1500万棟以上とされている。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)と日本の気象庁(Meteorological Agency)は、四川大地震の地震の規模をマグニチュード7.9としている。

 新華社通信は関係者の話として、地震規模の修正は専門家が国際的な慣例に基づいて詳細な調査を行った結果だと報じている。 

 マグニチュード8.0への変更は、中国の迷信深い人たちの注目を集めるものとみられる。中国で「8」という数字は縁起がいいとされ、北京五輪も2008年8月8日午後8時8分に開幕する予定。

 また、インターネット上では、今回の地震が北京五輪の開会式のちょうど88日前に発生したことも話題になっている。(c)AFP