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サイクロン直撃のミャンマー、浮かび上がる生存者の悲惨な状況

  • 2008年05月08日 02:49 発信地:ラブッタ/ミャンマー
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大型サイクロン「Nargis」が直撃したミャンマーの南西部エヤワディ(Irrawaddy)管区にあるHaing Guy島で、倒壊した自宅のがれきで作った仮の住居前で支援物資の到着を待つ被災者(撮影日不明)。(c)AFP

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【5月8日 AFP】2日夜から3日にかけて大型サイクロン「Nargis」が直撃したミャンマーで7日、遺体が浮かぶ洪水の中を数日間も歩き、食料や飲料水を必死で求める生存者数千人の混乱した様子が浮かび上がった。サイクロンでの死者・行方不明者は6万人以上に上る。

 最も被害の大きかった南部デルタ地帯のラブッタ(Labutta)に到着したAFPの記者によると、サイクロンで破壊され、至る所に遺体が転がる辺ぴなこの町には、食料も飲料水もほとんどない状態だという。

 生存者の悲惨な状況が浮かび上がり、ある人は「人々は家族を失った。行く場所はなく、食べ物もない」と語り、別の人は「わたしたちは夜、寝ることができない。人々が夜中に叫び声を上げているからだ。たぶん、あれは村人たちの幽霊だろう」と話したという。

 それでもまだ気力の残っていた人々は、避難場所や食料、飲料水、医薬品などを求め、腐敗して膨張した遺体が浮かぶ汚れた水をあさって数日を過ごした。

 人々の話によると、地域一帯は木の先端を超える深さ6メートルの水に浸かったという。また、熱帯の暑さで無数の遺体が腐敗し始めている。

 国連(UN)によると、ミャンマー軍事政権はサイクロン発生後5日経ってようやく緊急空輸を承認したという。軍政は国際社会から海外の支援団体を入国させるよう迫られている。
  
 ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)も公に支援を求める中、支援物資が少しずつだが人々に届き始めている。

 国連緊急援助調整官室(Office for the Coordination of Humanitarian AffairsOCHA)によると、世界食糧計画(World Food ProgrammeWFP)がすでに最大都市ヤンゴン(Yangon)で食料支援を一部実施しているという。

 また、2日間で2回目となるタイからの緊急輸送も同日到着し、支援団体が既にミャンマーに到着している支援物資を配給しているという。

 中国国営新華社(Xinhua)通信は同日、緊急支援物資60トンを積んだ中国の航空機がヤンゴンに到着したと報じた。(c)AFP

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